モンクロチョウの1巻が期間限定で無料なので試し読みしてみた
まんが王国で「モンクロチョウ」が期間限定で1巻無料だったので、試し読みしてみました。
この漫画を簡潔に説明すると、キョロ充が必死にリア充になろうとする物語です。
キョロ充(私なりの解釈)
リア充グループに属しているものの、グループ内でのポジションは底辺。そのくせ、下層グループを見下している。必死にグループに溶け込もうと、周りの動向をキョロキョロと確認しながら、自分の行動を決めている。いわば金魚のフン的な存在。
岡部 正也(おかべ まさや)17歳は、クラスのリア充グループに属すものの唯一人童貞で、友人の「ナンパしてすぐにセックス」みたいなノリに着いていけない。
「こんなんじゃダメだ。周りに置いていかれる。自分を変えよう。」と一念発起し、精一杯チャラい真似事をしたり、セックスする事が格好良いことだと言わんばかりに、セフレを作ってみたり・・・と、そんな話。
モンクロチョウの感想
主人公・正也の存在がめちゃくちゃイタイ(ill´Д`)
なんか男というより女の痛いヤツっぽい。無理してタバコ吸ったり、リスカしたり、セフレ作ったり、援交したりして「あたしってイケてるべ?」って、周りにアピールしたくて堪らないみたいな女いるじゃないですか。それの男バージョン。
別にそれが素なら良いと思うんだけど、めちゃくちゃ無理してるんだよね。ハンター×ハンターで言えば、本来の性質は「操作系」なのに、真逆の「変化系」を頑張って習得しようとしている感じ。
正直、その背伸びをしたい気持ちも分からないじゃない。私も高校時代はとっとと童貞捨てたくて堪らなかったしw
だけど、自分と違うキャラクターを演じて、望み通りになったとしても、心が苦しかったり、虚無感に苛まれるのよね。
事実、SEXしている時の正也からは、全然満たされた感じを受けない。反面、正也が満たされてそうなのは、山口くんと趣味話をしている時だ。リア充グループと一緒にいる時と違って、自然体で楽しめているのが伝わってくる。
「こうありたい」「こうなりたい」という気持ちは否定しないけど、それが本当に望んだものじゃなかったら、追っかけてもしゃあないよね。そんなことを「モンクロチョウ」を通して改めて思いました。
・・・え?モンクロチョウが面白かったかどうかだって??
う〜ん、面白くなくはないんだけど、ちょっとモヤモヤする部分があります。
主題がハッキリとしない感じなんですよね。1巻まるまる読んでも、まだプロローグの途中みたいな。(事実そうなのかもだけど)
どういう物語なのかハッキリしていないから、フワフワと宙を歩いている気分で読んでるみたいな・・・そんな感じを受けました。
まぁ、今だったら幸い1巻を無料で読めるので、とりあえず1巻だけでも読んでみると良いですよ。
私は満喫で見かけることがあったら2巻以降も読んでみようかな〜。